【図解あり】Office がプリインストールされた新しいパソコンの初期設定・認証方法(購入後)

「新しいパソコンを買ったのに、Officeのプロダクトキーカードが入っていない!」「ライセンス認証はどうすればいいの?」

2024年以降、多くのパソコンに搭載されている「Office Home & Business 2024」は、紙のカードが付属しない『デジタルアタッチ版』へと切り替わっています。

これは欠品ではありません。インターネットに繋ぐだけで認証が完了する新しい仕組みです。

本記事では、プロダクトキーなしでOffice 2024のライセンス認証を行う正しい手順と、「認証できない」時の解決策を画像付きで分かりやすく解説します。

「プリインストール版 Office 2024」は、パソコン購入時にオフィスのライセンスが含まれている製品のことです。近年はデジタルアタッチ版(デジタルライセンス版)と呼ばれています。

以前と違いプロダクトキーは同梱されず、インターネット経由で自動的にライセンス認証が行われます

主な特徴

  • 1台のPC専用・永続ライセンス
  • プロダクトキーは不要(認証は自動で行われる)
  • インターネット接続が必須
  • Microsoftアカウントが不要(一般向けは必要)
  • 法人向けと個人向けで、ライセンス認証方法が異なる
プリインストール版 Office は、プロダクトキーがない !?

デジタルアタッチ版(デジタルライセンス版)には、プロダクトキーがない


デジタルアタッチ版(デジタルライセンス版)のオフィス 「Office Home & Business 2024」には、「プロダクトキー」が記載されたライセンスカードは添付されません。

これらは、PC本体にオフィスのライセンスが組み込まれており初回起動時に、インターネットへ接続してライセンス認証を行う必要があります。

【体験談】箱をひっくり返して探しました…

実は私も、初めてデジタルアタッチ版のPCをセットアップした時、冷や汗をかきました。 ダンボールの中身を全部出し、保証書の隙間まで探しても「プロダクトキーのカード」が見当たらなかったからです。「入れ忘れか?」と疑いましたが、PCを起動してWordを開いた瞬間、自動的に認証画面が出た時は拍子抜けしました。

「カードが入っていないのが正常」ですので、皆さんは私のように箱をひっくり返して探さなくて大丈夫です。

廃止された「プリインストール版のプロダクトキーカード」

廃止された「プリインストール版のプロダクトキーカード」

これまでのプリインストール版Officeは、プロダクトキーが記載されたカードが付属していましたが現在では廃止されています。

なぜMicrosoftは「カード」を廃止したのか?

Microsoftが「カード」を廃止した理由の推測は、次の通りです。

転売防止: 以前は、PCに付属していたカードだけを抜いて、ヤフオクなどで不正に転売する業者が後を絶ちませんでした。デジタルアタッチ化は、これを根絶するための強力な対策です。

エコ・コスト削減: 紙のカードやプラスチックを減らすことで、環境負荷とコストを下げています。

私たちユーザーにとっては「譲渡がしにくくなった(PCごとの譲渡しかできない)」というデメリットもありますが、不正な海賊版に巻き込まれるリスクが減ったとも言えます。

デジタルアタッチ版(デジタルライセンス版)の Office には 「一般向け」と「法人向け」の2種類 があり、それぞれの違いは次のとおりです。

一般向けと法人向けの比較


比較一般向け法人向けこれまでの
プリインストール版
名称デジタルアタッチ版
(デジタルライセンス)
デジタルアタッチ版
(デジタルライセンス)
プリインストール版
プロダクトキー
カード
なしなしカードあり
インストール時
ネット接続
必要必要必要
Microsoft
アカウント
必要不要必要
ライセンス
認証方法
Microsoftアカウント
登録型
デバイス認証
※PC自体に登録済
Microsoftアカウント
よりプロダクトキー認証
インストール方法Microsoftアカウント
よりインストーラーを
ダウンロード
Microsoft Storeより取得Microsoftアカウント
よりインストーラーを
ダウンロード
再インストール方法Microsoftアカウント
よりインストーラーを
ダウンロード
インストール
と同様
Microsoftアカウント
よりインストーラーを
ダウンロード
サポートPCメーカーサポート窓口
Microsoftサポート窓口
PCメーカーサポート窓口PCメーカーサポート窓口
Microsoftサポート窓口

オフィスとPCを別々買うなら、Office Home & Business 2024

Microsoft Office Home & Business 2024(最新 永続版)|オンラインコード版|Windows11、10/mac対応|

法人向けのプリインストール版 Office 2024 のデジタルアタッチ版は、購入後にインターネットに接続し、ライセンス認証を行う必要があります。

法人向け(デジタルアタッチ版)は、基本的にパソコン本体にライセンスが紐付くため、Microsoftアカウントでのサインインは不要(※一部モデルを除く)です。

ただし、購入したパソコンのメーカーやモデルによっては、例外的にMicrosoftアカウントが必要になる場合があります(従来型のPIPC版ライセンスなどが採用されている場合)。

選び方


次のポイントを参考に、自身のPCがどちらに当てはまるか判断しましょう。

セットアップ画面でアカウント入力を求められなかった場合

そのまま認証を進めてOKです(アカウント不要)。

「サインインしてください」と表示された場合

その機種はアカウント紐付けが必要です。画面の指示に従い、会社指定のアカウント(または個人のアカウント)を入力してください。

一般向け Office 2024 のインストール後、 Microsoftアカウント が必要となるケースは次の通りです。

  • Office 2024 を再インストールする場合
  • PCの再セットアップを行った場合
  • Office 2024 の環境設定を初期化した場合

プリインストール版 Office 2024 用のMicrosoftアカウントは、一定期間ログインしないと停止される可能性がありますので 2年に1回程度ログインを行いましょう。

インターネット接続とOfficeアプリの起動


パソコンをインターネットに接続すると、Microsoft Storeよりメッセージが表示されますので「今すぐセットアップ」を選択します。

プリインストール版 Office Home 2024 のライセンス認証方法(法人向け)

Microsoft Store
Office Home & Business 2024はPCに含まれています。

・1台のWindows PCまたはMacで使用できる1回限りの購入版
・2024デスクトップバージョンの永続版 Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote
「今すぐセットアップ」

Microsoft Store が立ち上がるので「要求する」を選択します。

プリインストール版 Office Home 2024 のライセンス認証方法(法人向け)

「続ける前に」と表示されたら「確認」を選択します。

プリインストール版 Office Home 2024 のライセンス認証方法(法人向け)

「正常に完了しました。」と表示されたら「はじめに」を選択します。

プリインストール版 Office Home 2024 のライセンス認証方法(法人向け)

「Wordを開始するにはサインインしてください※ExcelやPowerPointでも同様」と表示されたら、左下の「Wordを閉じる」を選択し次項「ライセンス認証がうまくいかない場合」に進みます。

ライセンス認証が完了している場合、「今は行わない」と表示されます。

プリインストール版 Office Home 2024 のライセンス認証方法(法人向け)

メッセージが表示されない場合は

メッセージが表示されない場合は、スタートボタンより Excel / Word / PowerPoint のアイコンを選択します。

プリインストール版 Office Home 2024 のライセンス認証方法(法人向け)

WordやExcelを起動した際、画面の上部(リボンの下あたり)に黄色い帯で「アカウントの更新」というボタンが表示されることがあります。

また、認証ウィザードの画面で「アカウントの更新」を求められるケースもありますが、これはエラーではありません。

Officeのライセンス情報を最新の状態にするための確認メッセージですので、以下の手順で進めてください。

【対処手順】

① 「アカウントの更新」をクリックする

メッセージの横にあるボタンをクリックします。

② サインイン画面が表示された場合

Microsoftアカウントを持っている場合:
普段使用している(または会社から指定された)メールアドレスとパスワードを入力してサインインします。

Microsoftアカウントを持っていない場合(法人モデルなど):
デジタルアタッチ版など、本来アカウントが不要なモデルでもこの画面が出ることがあります。その場合、まずは画面を一度閉じて(×ボタン)、パソコンを再起動してみてください。ネット接続が確立され、自動的に認証が完了してメッセージが消えることがあります。

③ ライセンス契約の同意

「同意する」というボタンが表示されたらクリックして完了です。

ポイント

「アカウントの更新」ボタンを押しても反応がない、またはエラーが出る場合は、Windows Updateが最新になっていない可能性があります。Windows Updateを実行してから、もう一度試してください。

PCをインターネットに接続しているのに、プリインストール版 Office 2024 の認証がうまくいかない場合は、次の手順を操作します。

① Microsoft Storeよりアプリの更新


検索ボックスへ「Microsoft Store」と入力し「開く」を選択します。

ライセンス認証がうまくいかない場合

左下のライブラリより「Microsoft Office Home 2024」もしくは「Microsoft Office Home & Business 2024」の項目の「ダウンロード」ボタンを選択します。

ライセンス認証がうまくいかない場合

ダウンロードが開始されたことを確認します。

ライセンス認証がうまくいかない場合

ダウンロードが完了するまで待機します。(テスト時は30分程度)

ライセンス認証がうまくいかない場合

「準備ができました。」と表示されたら「閉じる」を選択します。

ライセンス認証がうまくいかない場合

「ライセンス契約に同意します」の画面は「同意する」を選択します。

ライセンス認証がうまくいかない場合

その他の画面は「次へ」や「完了」、任意の項目を選択します。

ライセンス認証がうまくいかない場合
ライセンス認証がうまくいかない場合
ライセンス認証がうまくいかない場合

Excel などのアプリが起動したら、ファイル→左メニューのアカウントより「このデバイスのMicrosoft Office Home and Business 2024」と表示されていることを確認し、プリインストール版オフィスのインストールやライセンス認証が完了したことを確認します。

「アカウント」ボタンが表示されない場合は、「その他…」ボタンを選択し「アカウント」ボタンをクリックします。

ライセンス認証がうまくいかない場合

以上でライセンス認証が完了したことを確認します。

② Windows Updateを実行する


「新品のパソコンだから最新の状態のはず」と思っていませんか?

実は、パソコンは工場で製造されてから手元に届くまでに時間が経っているため、Windowsの中身(OS)が古くなっていることがほとんどです。Officeのライセンス認証プログラムは Windowsのシステムと連動しているため、Windows自体が古いと認証機能が正常に動かず、エラーになるケースが非常に多いです。

面倒でも、以下の手順で Windows Update を実行してください。効果的な解決策の一つです。

Windows Updateの手順

  • 画面下の「スタートボタン(田)」をクリックし、「設定(歯車アイコン)」を開きます。
  • 左メニューの一番下にある「Windows Update」を選択します。
  • 右上の「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。
  • 更新が見つかったら「すべてダウンロードしてインストール」し、最後に必ず「今すぐ再起動」してください。

ポイント: 一度だけでなく、「最新の状態です」と表示されるまで、2〜3回繰り返してください。再起動後に認証を試すと、すんなり通ることがよくあります。

③ 時間を置いて再試行する(サーバー混雑)


自分のパソコンに問題がなくても、Microsoft側の認証サーバーが混雑していてエラーになることがあります。

特に以下の時期や時間帯は、世界中または日本中で一斉にセットアップが行われるため、認証サーバーがパンクしやすい傾向にあります。

  • 3月〜4月(新生活・新年度のスタート時期)
  • 12月(年末商戦・クリスマス時期)
  • 週末の夜や連休中

「エラー 0xC00…」のような意味不明な記号が出たり、読み込み中のグルグルマークから進まない場合は、サーバー混雑の可能性が高いです。

対処方法

「エラー 0xC00…」のような意味不明な記号が出たり、読み込み中のグルグルマークから進まない場合は、サーバー混雑の可能性が高いです。

法人向け Office 2024 デジタルアタッチ版にプロダクトキーカードは同封されず、ライセンスは、Windowsのインストールに関連付けられています。

パソコンの再セットアップやOSイメージの再作成を行う場合は、先にWindowsの初期セットアップを完了し Microsoft Office 2024 をアクティブ化する必要があります。

アクティブ化が完了していない状態でパソコンの再セットアップを行った場合、Microsoft Office 2024 のライセンスキーは恒久的に失われますので注意する必要があります。

Microsoft Storeの「ライブラリ」から再インストールする


デジタルアタッチ版のOfficeは、パソコン本体(デバイス)とライセンスが強く結びついています。 そのため、アプリをアンインストールしてしまったり、パソコンを初期化(リカバリ)した場合でも、「Microsoft Store」アプリ経由で簡単に元に戻すことができます。

再インストール手順

1.パソコンをインターネットに接続します。
2.スタートメニューの検索窓に「store」と入力し、「Microsoft Store」アプリを開きます。
3.画面の左下にある本棚のアイコン「ライブラリ」をクリックします。
4.アプリの一覧が表示されます。数が多くて見つけにくい場合は、右上の「並べ替えとフィルター」をクリックし、「購入済みの製品のみを表示」のチェックを外したり、名前順に並べ替えて探してください。
5.一覧の中から「Office Home & Business 2024」を探します。
6.右側にある「インストール」ボタン、または「雲のマーク(クラウド)」をクリックすると、ダウンロードとインストールが始まります。

「マザーボード交換」でライセンスが消えるリスク


デジタルアタッチ版の最大の弱点は、「パソコンの基板(マザーボード)にライセンスが埋め込まれていること」です。

もしPCが故障して、メーカー修理で「マザーボード交換」が行われた場合、ライセンス情報も一緒に消えてしまい、修理後のPCでOfficeが認証できなくなるトラブルが頻発しています。

修理に出す際は、必ず「Office付きのモデルであること」をメーカーに伝え、ライセンスの再発行や引き継ぎが可能かを確認してください。

これを怠ると、最悪の場合、Officeを買い直す羽目になります。これは従来の「カード版」にはなかった新しいリスクです。

修理に出した場合は要注意


メーカー修理などで「マザーボード(メイン基板)」を交換した場合、デジタルライセンスの情報が消滅し、上記の手順でもOfficeが出てこないことがあります。

その場合は、ユーザー側では対処できないため、修理を行ったメーカーのサポート窓口へ「修理後にOfficeが消えた」と問い合わせる必要があります。

Q:デジタルアタッチ版はオフラインでライセンス認証できるか?

A:インターネットを利用したオンライン認証のみに対応しており、電話による認証はできません。

Q:デジタルアタッチ版のオフィスはMicrosoftアカウントが必要か?

A:一般向けは必要(再セットアップ等で利用するため)、法人向けは不要です。

Q:再セットアップの時はどうなるか?

A:一般向けデジタルアタッチ版は、Microsoftアカウントよりダウンロードします。
法人向けデジタルアタッチ版Office2024は、再セットアップするとオフィスも合わせて復元されます。なお再度インターネットでライセンス認証などを行う必要があります。

Q:基板の交換修理を行った場合はどうなるか?

A:インターネット認証を行うことで工場出荷時に戻すことができ再セットアップ時と同様ですが、メーカーにより対応が異なる場合がありますので修理時にご確認下さい。

オフラインで利用することができるか?

Q:一定期間はオフラインで利用できますが、定期的にオンライン認証が必要です。

A:オフライン環境でオフィスを利用したい場合はLTSC版をご検討下さい。

Q:イメージコピーすることはできるか?

A:デジタルアタッチ版の再イメージング権はございません。LTSC版をご検討下さい。

Q:デジタルアタッチ版は、リースまたはレンタルすることができるか?

A:マイクロソフトより正規に付与されたレンタル権を有しているので可能です。

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プロダクトキーのカードがなくても焦らなくて大丈夫!

デジタルアタッチ版 Office 2024 は、プロダクトキー入力の手間がなくなり、より簡単に使い始められるようになりました。

もし「どうしても認証できない」という場合は、一度パソコンを再起動し、Windows Updateを最新にしてから、再度 Microsoft Store のライブラリを確認してみてください。

無事にWordやExcelが起動したら、念のためMicrosoftアカウントのページで、自分のアカウントにデバイスが正しく紐付いているか確認しておくと安心です。

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